わたしの英語歴:【学生時代編】
長くなりますが、英語講師としてのコアな部分への気付きのために数回に分けて自身の英語歴を振り返っていきたいと思います。
私と英語との出会い。なんとなくうっすら覚えている最初の出会いは小学校高学年の頃。 当時ラジオを聴くのが好きだった私は、日本のポップスよりもFMから流れて来る洋楽のリズム感やサウンドに子供心に、なんかしらんけどカッコいい!!と面白さを見つけた記憶があります。それがファーストインプレッション。中学生になり、教科として普通に英語に触れましたが、好きとか得意だったかというと全くそうではありませんでした。しかし転機は中学2年生。当時50歳くらいのエレガントで気品溢れる石原先生がという女の先生が英語の担当教諭になり、普通の公立中学でしたが今思えばかなり先進的な取り組み?というか、月に何度かESSルームという英語専用教室があり、授業中生徒一人一人マイク付きヘッドホンを装着しネイティブスピーカーが読み上げる教科書などの音声をシャドウイング(音声のあとについて音読する練習)する授業がありました。ある日の授業後、石原先生に呼び止められ、『あなた発音がとても綺麗だけど、英語教室に通ったりしてるの??』と。そんなこと言われたことも感じたこともなかったのでただただ驚く私に『3年生になったら中学の代表で市のスピーチコンテストに出てみない??』と。思いもよらぬ先生の提案に私はただただ嬉しく(笑)。それ以来毎日早朝からNHKのラジオ英語を聴いたり、裕福な家庭ではなかったのにもかかわらず、親に必死で頼み込んで、『ドリッピーの冒険』という名の高額な英語学習教材を買ってもらいひたすらCDを聴いて音読する…という地道な努力を重ねました。その結果メキメキと英語の成績は上がっていき3年生に進級。すぐに夏に開催されるスピーチコンテストの原稿を手渡され、先生に直接指導してもらいながら本格的な発音練習を開始。当時中学校にはALTとしてイギリス出身の先生がいてマンツーマンで徹底的に発音指導をしてもらいました。ある日彼から『君の話す英語はアメリカ英語というより、どちらかと言えばイギリス英語に近くてとても綺麗だから自信を持って!』と言われたのがとても嬉しかったのを覚えています。当時私は歯列矯正をしており、口内に器具を装着していたので、舌を動かすと器具にこすれて相当痛かったのですが、そんなこともろともせず、日本語にはない”r”や”th”などの難しい音も、舌がその動きを覚えてしまうくらい来る日も来る日も必死に練習しました。夜寝る前布団の中でもブツブツと呟いていたのを今でも覚えています。その努力の甲斐あって市のスピーチコンテストでは見事最優秀賞!!それ以来、英語沼にどっぷりはまってしまった私は英語だけが楽しく(ここがポイント。理数科目は散々…)高校も迷わず英語科に進学し高校三年間もコツコツ得意を伸ばし迷うことなく外国語大学の英米学科に進学。ここまでが学生時代のわたしの【英語歴】。。。
ここまで細かく自分で振り返ってみて気付いたのは。。。
中学2年生で出会った石原先生の存在。特に取柄のなかった私にチャンスと大きな自信を与え導いてくださったことで今の自分があるということ。彼女との出会いがなかったら恐らく英語の道に進んでいなかったのかな??そう思うと、やはり出会いって不思議。なんの取柄もなかった私に、努力できる道筋を描いてくれた。ここにきて、あーーーーーー私も!先生のように教室に来てもらう生徒さん達に、何気ない一言で、大きな自信や自分の可能性に気付き輝けるきっかけを与えることができたら。。。こんな幸せなことない!!心からそう思います。そんな素晴らしいことはないなぁ~~~!!と。
次回は、大学卒業後、社会人になってからの【英語歴】について書き連ねたいと思います。
奇跡的に飽きずにここまで読んでくださった方、本当に…ありがとうございます。
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